運航管理者試験 平成28年7月期 気象・問3
問 3 大気の熱力学に関する記述(a)~(d)の正誤の組み合わせで正しいものはどれか。
(a)水蒸気を含まない空気塊が断熱的に上昇するとき、空気塊の温位は一定である。
(b)水蒸気を含む空気塊の温位は、その空気塊の相当温位より高くなることはない。
(c)水蒸気を含む空気塊では、気温と露点温度の差が小さいほど相対湿度が高い。
(d)水を蒸発させ水蒸気にするのに必要な潜熱は、氷から直接水蒸気にするのに必要な潜熱よりも大きい。
(a) (b) (c) (d)
(1) 正 誤 誤 誤
(2) 正 正 正 誤
(3) 誤 正 誤 正
(4) 誤 誤 正 正
解答 (2)
解説
(d)昇華熱(固体から直接気体に変化するときに吸収する熱量)は、気化熱(液体から気体に変化する時に吸収する熱量)と融解熱(固体から液体に変化する時に吸収する熱量)の和に等しい。
参考:新しい航空気象